外来
(初診の方へ)
当科では、新生児から15歳以下を中心に外科疾患の診療を行っています。また、小児外科疾患については15歳を過ぎても診療を行っています。一般消化器外科疾患だけではなく、小児泌尿器疾患、小児呼吸器外科疾患から、移植医療に至るまでの広い領域が診療対象です。鼠径ヘルニア等の侵襲の少ない疾患に対しては日帰り手術を行っており、4か月以上の患児を対象に、毎週月、水、金曜日に行っています。また鼠径ヘルニアや急性虫垂炎をはじめ、多くの疾患に対して内視鏡手術を行っております。
各領域の専門医を擁しておりますので詳細は各専門領域をご覧ください。
はじめて受診される方へのお願い
- 初診受付は午前8時30分から11時までとなっております。
- 受診される方は、1階2番カウンターの初診受付で手続きされた上で、2階の小児外科外来にお越し下さい。
- 受診される際は出来るだけ紹介状を持参してください。(本病院は特定機能病院のため、初診で紹介状を持参されない場合は診察料に8,800円が加算されます。)
- 地域連携ネットワークから予約取得も可能です。
- 当院では予約優先にて診療を行っておりますが、ご予約をいただいた場合でも前の方の診察状況により、大変お待たせしてしまう場合がございます。ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解ご協力をいただけますよう宜しくお願いいたします。
専門外来
- 呼吸器・胸部(漏斗胸)
- 鏡視下手術
- 肝胆膵・胆道閉鎖症・移植外科
- 胎児診断
- 腸管不全
- 在宅栄養
- 小児腫瘍
- 血管腫・血管奇形
- 排泄ケア・二分脊椎
入院治療
当院では小児医療センター(西6階病棟)に入院病床を有しております。当科ではなるべく園児、学童が学校を休まずに手術や検査を受けていただけるように、日曜入院や日帰り入院を行っています。ご家庭の事情等で保護者が患者さんに付き添えないご家庭でもできるだけ手術を受けていただけるように、付き添いなしの入院にも対応していますので、お気軽にご紹介下さい。
肺切除や肝移植・小腸移植などの重症例は集中治療室(ICU)で管理し、状態の改善後および軽症例については西6階病棟で術後管理を行っております。また当院では「総合周産期母子医療センター」を併設しており、新生児手術症例に関しては産科・新生児科などの関係診療科と協力し周術期管理を行っております。
日帰り手術・検査
鼠径ヘルニアや停留精巣、陰嚢水腫、臍ヘルニア、内視鏡検査などの侵襲の少ない疾患に対しては日帰り手術を行っており、4か月以上の患児を対象に、毎週月、水、金曜日に行っています。当科の日帰り手術は、手術日前日に入院後外泊、 翌朝に帰院し、手術を受けて当日に退院していただく方式です。
日帰り手術・検査の対象:短時間で終わる手術(鼠径ヘルニア・陰嚢水腫・臍ヘルニアなど)や 全身麻酔が必要な検査(消化管内視鏡検査・気管支鏡検査など)
日帰り手術・検査が可能な条件は以下のとおりです。
- 正期産で生後4ヶ月以降、かつ体重5kg以上であること。
- 大きな合併症がないこと( アレルギーの既往、喘息、定期的通院をしている持病など )。
- 自宅より1時間以内で来院できること。
手術や麻酔をより安全に受けていただくため、手術前の飲食制限や、帰宅後の様子観察などが必要です。ご理解のうえ、ご協力をよろしくお願いいたします。
日帰り手術の流れ
手術前日まで
外来診察時に手術日を決めますので、入院手続きをしてお帰りください。手術前1か月以内に術前検査(血液検査、胸部X線、心電図 )を受けていただきます。検査終了後~手術の前週までに、麻酔科の術前診察を受けてください。
手術までは普段どおりの生活をしていただきますが、以下のことにご注意ください。
- 原則として手術前後3週間は予防接種が受けられません。万が一、予防接種を受けてしまった時や、手術前4週間以内に感染症(はしか、水疱瘡、おたふくかぜ、風疹、百日咳、インフルエンザなど)にかかったり、感染者と接触した場合は、速やかにご連絡ください。
- 風邪をひいたり、体調を崩した時は、早めにお近くの小児科で診察を受けてください。
手術前日
手術前日の午前10時に、入退院受付にお越しください。入院病棟は、小児医療センター(西6階病棟)です(場合により変更となることがあります)。
入院後は以下の手続きがあり、これらが全て終われば(おおむね午前中に終わります)ご帰宅いただけます。
- 担当医師が問診・診察いたします。
- 担当医師が手術内容を説明し、承諾書にサインをいただきます(外来ですでにお渡しする場合もあります)。
- 担当医師が 帰宅後および手術当日朝までの注意事項(特に飲食制限)について説明します。
- 病棟看護師がオリエンテーションを行います。
手術当日
手術当日は午前8時までに病棟に直接お戻りください。この時もし発熱や風邪症状などがあれば、手術を延期することがあります。当日朝までの飲食制限を必ず守って下さい。守られていない場合には、麻酔の危険性が高まるため手術を延期することがあります。
手術の時間になりましたら、医師、看護師とともに手術室に向かいます(ご家族は原則手術室前までです)。手術中は病室かデイルームでお待ち下さい。手術終了後に担当看護師と共に病室まで患者さんをお連れします。
病室へ戻って2~3時間後、麻酔からしっかり覚めたら水分を開始し、嘔吐やむせがなく、自排尿があれば点滴を抜去します。担当医師による確認診察の後、退院です。入院費用の精算、付き添い寝具の手続きなどは 次回外来受診時にお願いします。
退院後
帰宅後は退院時にお渡しするパンフレットに従って過ごしてください。帰宅後に問題が起こったり、ご心配なことがあれば、当日~翌朝までは病棟、翌日以降は診察時間内(9時〜16時)に小児外科外来にご連絡ください。
術後外来
おおむね手術後1週間目の外来を受診していただきます。この際、全身ならびに創部の診察をします。その時の状態に応じて、その後の外来での診察予定を決定します。
患者さん、ご家族に安心して日帰り手術を受けていただけるよう、万全の体制を整えております。ご質問、ご希望等ございましたら、お気軽にスタッフにお声をかけてください。
24時間、365日受け入れ体制
小児では緊急手術が必要となる疾患は少ないですが、症状や苦痛をうまく訴えられないため状態が急激に悪化することがあり、とくに新生児や乳児は成人と比べて生理機能が未熟であり重症化の予測が困難です。当科では救急診療科と連携して小児の三次救急患者を積極的に受け入れるとともに、外傷や急性腹症などの小児外科救急疾患についても緊急の処置や手術を行える態勢を整えており、24時間、365日受け入れています。
Contact
お問い合わせ
小児外科は24時間
急患対応可能です
- 時間内
受付 -
平日9:00~17:00
06-6879-5111(代表)
- 時間外
受付 -
夜間・土日祝日
06-6879-5038
大阪大学大学院医学系研究科
外科学講座 小児成育外科学
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
TEL 06-6879-3753
FAX 06-6879-3759
なお診療に関するお問い合わせは医局で対応しておりませんので、大阪大学医学部附属病院代表:06-6879-5111にご連絡下さい。詳しくは医療機関の方へのページをご覧ください。
データベースの登録について
当科は、⼀般社団法⼈ National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。詳しくはこちらをご覧ください。