重症心身障害

気管切開・喉頭気管分離術

気管切開・喉頭気管分離術について

胃食道逆流症

胃食道逆流症とは

通常口から食べたものは食道から胃へ一方向に流れますが、寝たきり、神経疾患、食道疾患、胃軸捻転等をお持ちの患者さんでは、胃から十二指腸へうまく流れず、食道へ逆流が見られることがあります。軽症であれば制酸剤や漢方薬などの薬での内服治療(内科的治療)で改善することもありますが、頻回に逆流が起こる患者さんでは、繰り返す嘔吐、誤嚥性肺炎、食道炎、吐血につながることがあります。
内科的治療で改善しない胃食道逆流症に対して、外科的治療が必要になることがあります。

治療について

症状が軽い場合や初期の段階では、まず内科的治療を行います。
内科的治療で改善しない場合には、逆流防止手術と呼ばれる手術を行います。食道と胃のつなぎ目の部分(胃食道接合部)を胃の一部で襟巻きのように巻き付けることで、胃からの逆流時に食道を圧迫し、食道側への逆流を防止します。当院では傷の小さな腹腔鏡での手術(腹腔鏡下噴門形成術)を行っています。

胃瘻造設(経口摂取困難)

胃瘻とは

様々な疾患が原因で、口から十分な量の栄養を摂取することが難しい場合があります。その際に、栄養を補助する手段として、鼻から胃へのチューブ(経鼻栄養チューブ、NGチューブ経鼻胃管などと呼ばれます)を挿入し、経腸栄養剤を中心とした栄養療法を行なわれることが多いです。しかし、鼻からのチューブの挿入が長期化すると、患者さんの負担やチューブ固定による皮膚トラブルの問題だけでなく、チューブによって誤嚥や嚥下障害が誘発される場合もあります。
それらの問題を解決するため、腹壁を通して胃に直接チューブを留置する胃瘻を造設することをご提案することがあります。胃瘻を造設することで、胃に確実に栄養剤の注入ができるようになり、必要時には胃の脱気を行うことも可能になります。さらにチューブ交換の負担が大幅に軽減するだけでなく、より幅広い栄養療法(ペースト食やミキサー食など)を選択できるようになります。

診断・治療について

口から栄養を摂取することが難しい患者さんの中には、胃の形態異常があったり、胃食道逆流症を伴っていたりする方がいらっしゃいますので、手術前に胃の造影検査を行います。胃瘻造設は内視鏡を用いる方法や、腹腔鏡を併用する方法があり、患者さんの状態に応じて担当医が決定します。手術そのものは比較的侵襲が小さいですが、基礎疾患をお持ちの患者さんが多いため、小児科等の診療科と連携しながら治療方針の決定や治療にあたっています。

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