移植外科

肝移植

大阪大学小児成育外科では、肝臓の重篤な疾患に苦しむ小児患者さんのために、肝移植治療を提供しています。肝移植は、命を救うだけでなく、日常生活の質を大きく向上させる治療法です。

肝移植が必要となる主な疾患

その他、肝機能が著しく低下した状態

肝移植の種類

肝移植には生体肝移植(生きている方から肝臓の一部を移植する)と脳死肝移植(脳死した方から肝臓の一部もしくは全体を移植する)があります。当院では両方に対応しています。生体肝移植の場合は、ドナー(肝臓を提供する方)は消化器外科にて手術を行います。

安全で確実な医療の提供

当院では、小児外科医、消化器外科医、麻酔科医、看護師、移植コーディネーター、集中治療医など、幅広い専門職がチームを組み、患者さんとご家族を全力でサポートします。また、術前の詳細な診断、術中の精密な技術、術後のケアに至るまで、すべてのプロセスにおいて安全性を第一に考えています。

ご家族へのサポート

肝移植は患者さんだけでなく、ご家族にとっても大きな出来事です。当院では、治療計画や経過について丁寧にご説明し、心理的なサポートを含めた総合的なケアを提供しています。
また、小児患者さんの成長に合わせて継続的なケア、指導を行います。
年に1回「肝疾患の会」という患者家族会を開催しています。

小腸移植

小児小腸移植は、腸管の機能が著しく低下し、生命維持に必要な栄養を十分に吸収できない小児患者さんに対して行われる外科的治療です。このような患者さんは、主に中心静脈栄養を行っていますが、移植によりそれらからの離脱もしくは点滴の減量を期待できます。適応となる患者さんにとっては命を救う重要な手段となります。

小腸移植が必要となる主な疾患

短腸症候群
小腸の大部分を失い、十分な栄養吸収ができない状態
腸管運動障害
腸の動きが極端に低下し、機能しない状態
その他、腸管不全の状態

小腸移植の種類

小腸移植には、生体小腸移植(生きている方から小腸の一部を移植する)と脳死小腸移植(脳死した方から小腸を移植する、結腸の一部を含む場合もある)があります。現在日本では脳死小腸移植が主に行われており、当院でも脳死小腸移植を行っております。

腸管不全に対するシームレスな医療の提供

当院では、小児外科医、小児科医、麻酔科医、看護師、移植コーディネーター、集中治療医、栄養マネジメント部など、幅広い専門職がチームを組み、患者さんとご家族を全力でサポートします。
小腸移植に至るまでには栄養管理が非常に重要ですが、当院では腸管不全治療センターが開設されており、多職種による綿密なケアを提供します。また、術中の精密な技術、術後のケアに至るまで、すべてのプロセスにおいて多職種が連携しシームレスな医療を提供します。

腎移植

腎不全やその他の腎疾患に苦しむ患者さんの治療の一環として、小児腎移植を行なっています。腎移植は、慢性腎疾患により人工透析を必要とする患者さんにとって、健康でより自由な生活を取り戻すための重要な治療法です。

腎移植の種類

腎移植には、生体腎移植(生きている方から片方の腎臓を移植する)と死体腎移植(亡くなった方から腎臓を移植する、献腎移植)、脳死腎移植(脳死した方から腎臓を移植する)があります。当院では主に生体での小児腎移植を行なっています。
腎移植は肝移植などとは異なり、もともとの腎臓はそのままにして、もらった腎臓を下腹部に移植します。

安全で確実な医療の提供

当院では、小児外科医、小児科医、泌尿器科医、麻酔科医、看護師、移植コーディネーター、集中治療医、透析室など、幅広い専門職がチームを組み、患者さんとご家族を全力でサポートします。また、術前の詳細な診断、術中の精密な技術、術後のケアに至るまで、すべてのプロセスにおいて安全性を第一に考えています。

肝・小腸移植について

ページトップへ戻る